スマホでテレシネ

「スマホでテレシネ」を作ってみる(3)

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どうもこんにちは、根岸です。
今回は3話目でございます。

前回は「これでテレシネできるのでは?」というアイデアのきっかけになったビューワーと、それに組み合わせるバックライトをご紹介しました。
この2つがあれば8ミリフィルムをスマホで静止画撮影するのはとても簡単です。

ここからやっとテレシネ部分なのですが、その前に「スマホでテレシネ」全体の構成について、ご説明をしておきたいと思います。

 

「スマホでテレシネ」の構成

「スマホでテレシネ」の各部は次のパーツに分けられます

① フィルムのひとコマを拡大して見るための「ビューワー」
② 安定した明るさでフィルムを照らすための「バックライト」
③ 撮影用の「スマートフォン」「スマホホルダー」
④ 全体の動力元になる「ギヤボックス」「モーター」
⑤ フィルムを挟んで動かす「キャプスタン」「ピンチローラー」
⑥ モーターの速度を調整する「モーターコントローラー」
⑦ フィルムのふちにある穴を検出する「パーフォレーションセンサー」
⑧ スマホのシャッターをセンサーに連動させるための「シャッターリモコン」
⑨ 静止画撮影と動画を作成する「コマ撮り動画作成アプリ」
⑩ リールを取り付けるための「スピンドル」
⑪ リールを回す「リール駆動ベルト」「巻き戻しハンドル」
⑫ フィルムを導く「ガイドローラー」
⑬ ACアダプター

①と②については前回ご紹介しましたが、これをテレシネ機にするまではかなり色々な要素が必要になることがお分かりいただけると思います。

①から⑫のパーツはすべて1枚のベースになる板に取り付けられています。
ベースは厚さ21ミリの分厚い棚板で、奥行きが150ミリ、幅が330ミリと大きさはかなりコンパクトです。
もちろん板は無垢ではなくフラッシュ(太鼓張り)なので軽いですが、小さな木ネジがしっかり効く程度の密度はあります。

リールを支える部分は、棚板の両サイドに切り込みを入れて20ミリ×20ミリのアルミアングルを叩きこみました。
この左右のアルミアングルの間には、厚さ3ミリのMDFが渡してあり、そこにガイドローラーやセンサーを取り付ける形になります。

今回のお話はここまで!
次回はiPhoneのホルダー部分の解説をします!!

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