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「スマホでテレシネ」を作ってみる(8)

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どうもこんにちは、根岸です。
今回は8話目でございます。

引き続きパーツの解説です!

8.「シャッターリモコン」

フィルムの穴位置を検出できたら、その信号でスマホのカメラのシャッターを操作する手段が何か必要になります。

スマホのカメラはタッチパネルだけではなく、例えばiPhoneの側面にある音量ボタンでも操作できます。この場合直接スマホを改造して音量ボタンのところから配線を外に引き出せば、パーフォレーションセンサーに連動させることも可能でしょう。
おそらくそれが一番確実で相性問題なども無い動作が望めると思われますが、iPhoneを改造するにはやはりそれなりの技術や特殊なネジ回しなどの道具も必要です。

そこでスマホを改造せずに外部からシャッターを操作する方法として、「自撮り棒」と組み合わせて使うための「シャッターリモコン」を見つけたので、これを購入して改造することにしました。
結局スマホの代わりにリモコンを改造する必要があるわけですが、こちらはスマホを改造することに比べれば技術的にもはるかに簡単です。

使用したものはELECOMの有線接続タイプでP-SRY1BK という製品です。

 

(自分撮りリモコン 有線接続タイプ P-SRY1BK (ELECOM公式ページより))

 

現在のシャッターリモコンの主流はBlueToothのワイヤレスタイプなので、このような有線接続タイプのものは次第に入手困難になりつつあります。
ですが有線式には電池や充電が不要という大きな利点があります。ワイヤレスの場合はリモコン自身がバッテリーを節約するためにいつのまにか自動的に電源が切れてしまうとか、コマ撮りは普通の自撮りと違ってシャッターを切る回数が桁違いに多いためすぐに電池切れを起こすといった問題が起きるかもしれません。

また今回のテレシネの方式では常にフィルムが動いているので、センサーからの信号に対して正確なタイミングでシャッターが動作しないと動画がブレる原因になります。
ボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのレイテンシ(時間的な遅れ=レリーズタイムラグ)があっても、常に一定に遅れる分はセンサーとレンズの間隔を調整すれば吸収できます。しかしスマホの反応時間が毎回バラつく誤差には対処のしようがありません。

実際に遅れ時間を測定するのは難しいので実験して比較したわけではありませんが、汎用性があって複雑なプロトコルで動作するBluetoothのワイヤレスリモコンより、ダイレクトに接続されている有線方式の方が何となく良いような予感もします。

(P-SRY1リモコンはケースの一部を引っ張るだけで簡単に分解できます)

(ケースから取り出したシャッターリモコンの基板)

シャッターリモコンの改造は、パーフォレーションセンサーからの信号線をリモコン基板の押しボタンスイッチの足に直接ハンダ付けするだけです。

スマホに接続する側の”MIC”と”GND”の配線は、元々は上の写真のように基板の裏側から表側に突き出す形で接続されています。
この線はデリケートで非常に切れやすいので、ケースから基板を乱暴に取り出そうとすると簡単に切れてしまいます。基板を取り出さなくても改造は可能なので、うっかり切れてしまった線を復元する自信がなければケースから基板を取り出そうとせずに、ケースの蓋だけをそっと外した状態で改造することをおすすめします。

製作したテレシネ機ではリモコン基板に接続されていた元々の配線をいったん外して基板をケースから完全に取り出し、スマホにつなぐ側の線も表面から差し込む形に変更してあります。この基板をベースに木ネジで軽く固定したうえで、ケーブルを引っ張られても簡単に壊れないようにホットグルーを使って線を固定しましたが、これは基板の裏面に搭載されている部品を調べるためと実験中に信号を観測するための処置なので、動作的にはケースに入ったまま改造したものでも変わりはありません。

下の写真は改造後の様子です。”SW1”と並列につないだ白い線と黒い線はパーフォレーションセンサーのフォトトランジスタにつながる線です。白はコレクタに、黒はエミッタにつながっています。ケースに入れたまま基板上に配線を接続した場合は、そのままでは線が挟まって蓋をかぶせても元のようには閉まらないと思いますが、きちんと蓋が閉まるように蓋の一部を少し削ってやると良いかもしれません。

これでフォトトランジスタがONしたときに基板上のボタンを手で押したのと同じことになります。もちろん基板上の押しボタンも改造前と同じように、押せば動作します。

(改造後のシャッターリモコン基板)

今回のお話はここまで!

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