スマホでテレシネ

「スマホでテレシネ」を作ってみる(2)

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どうもこんにちは、根岸です。
前回より時間が経ってしまいましたが、今回は2話目でございます。

今回よりパーツの解説をしていきます!

1.「ビューワー」

以前スマホのカメラに外付けレンズを付けて8ミリフィルムの1コマを拡大して内容を見たり、静止画撮影できる方法をお話ししました。

これをもっと実用的に使えるようにまとめたのがこの「ビューワー」です。

上面の丸い部分がレンズです。使用したレンズはレーザーポインター用のレンズとして市販されている直径7ミリのものを使っています。

https://item.rakuten.co.jp/denshi/494754/

 

今回の実験はスマホを使ったテレシネ機の基本的な動作を検証することが目的なのでこれで問題ないのですが、画質まで考慮するとこのビューワーに使用したレンズは最適とは言えません。
画質の改善を望む場合に最初に改良するべきなのはこのレンズ部分でしょう。

レンズの反対側の白い部分は光を取り込む窓になっていて、そこに厚さ0.3ミリのプラバンを小さく切ったものがはめこんであります。
フィルムは側面のすき間からさしこむようになっていて、フィルムの絵の部分に傷がつかないように真ん中はどこにも触れない構造になっています。

 

ビューワーの取付け

スマホのカメラのレンズの真ん中にビューワーのレンズが来るように、スマホの画面を見ながらで位置を合わせてビューワーを両面テープで貼り付けます。レンズとの距離が変わってしまうとピントが合わなくなる可能性があるので、使用する両面テープはあまり厚くないものが良いでしょう。

貼り付ける向きはスマホの縦長画面とフィルムの走行を交差させる感じになります。
ビューワーのどちら側から差し込むかによって、またフィルムの裏表によっても画面が上下さかさまになったり鏡像になったりしますから、フィルムのふちにある穴(パーフォレーション)の向きに注意して、ビューワーにある矢印の方向にさしこみます。

使うときはスマホの上が左になるように、カメラを横長画面にして使います。

このビューワーは3Dプリンターの応用のひとつとして考えたものですが、フィルムを通す部分に高い精度が必要なのでFDM方式ではなくDLP方式のプリンターで製作しました。フィルムを通す穴はフィルムの厚さぎりぎりなので、厚み方向が正確に再現できるような配置で出力するしないとフィルムが入らなくなります。

3Dプリンター用データは無料でダウンロードできる形で提供しておりますので、ぜひご活用ください。

http://xfs.jp/j6CQL

 

2.「バックライト」

今回のテレシネ機を作るにあたって、モバイルビューワーとセットになるバックライトモジュールを新たに設計しました。

バックライトモジュールは3Dプリンターで作った5つの部品と、中に入れる小さな基板でできています。基板には片面に電池ホルダーとコイン型リチウム電池、裏面に白色LEDとスイッチがつています。

ビューワーへの取り付け、取り外しは工具なしでできます。特殊なデザインのネジ部分を引き抜くとモジュールは完全に分解できるのでコイン電池の交換も可能です。側面にある小さな出っ張りは「こたつ」のスイッチのような構造になっていて、丸い方を押し込むとバックライトがオンになり、六角の方を押し込むとオフになります。

バックライト基板で使用している部品は秋月電子通商で入手可能です。回路は単純で部品点数も少ないですが、電池ホルダーが表面実装用で電極が隠れる配置ですから手ハンダで実装する場合には基板裏面からハンダ付けするなど多少工夫が必要です。
このバックライトモジュールはモバイルビューワーのオプションとして考えたため独立した電池で動作するようになっていますが、もしもテレシネ専用にするのであれば電池ではなく外部からACアダプターで電源を供給できるように設計した方が良いと思います。電池はかなり長時間持ちますが、テレシネ作業の後でついスイッチを切り忘れてしまい気が付いた時には電池がほとんどなくなっていることが多いです。LEDに電流制限抵抗は入っていませんから電源をコイン電池以外に変更する場合は追加が必要です。

下記より設計したデータ、基盤ファイルはダウンロード可能です。
・電池式バックライトの3Dプリンター用データ

http://xfs.jp/DXwPN

・基板のdxfファイル

http://xfs.jp/YS6e4

 

今回のお話はここまで!
次回はテレシネ装置の構成についてお話します!!

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