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ELMO SC-18の修理をしました!【映写機チェック編】

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こんにちは!根岸です。

今回はELMO SC-18の修理についてご紹介してみます。
まずは映写機のチェックをしてみます。

【修理】人気8ミリ映写機が復活!?不調のsc18切替スイッチを交換。
動作チェック方法・分解・組み立てを一挙ご紹介【ELMO Hi-Vision SC18】

◎使う道具
#2番のプラスドライバー
5ミリ位のマイナスドライバー

1. 外観

外見上で目立つ傷、ヒビ、欠け、焦げているところ等がないか、よく見ます。
カバーが開く部分やランプカバーなどは開いて中も確認してください。

2. 通電

電源コードを接続して通電します。(メインスイッチがある機種はそれもON)
音、光、臭いに特に注意して、何かおかしな所があったらすぐにコンセントを抜きます。
サウンド機であればブーンというハム音が聞こえるはずです。全く音が無ければボリュームを回してみると、ガリガリという音がして聞こえるようになるかもしれません。

3. 動作

正常に動作するか動かしてみます。操作方法が分からないときはインターネットで探すと説明書が入手できる場合もあります。

正常に動作しない場合は、具体的に何がどう正常ではないのかを列挙しておきます。

4. 裏カバーを開ける

注意!! 電源のコードは必ず抜いておきます。

映写機のなかからゴミが出てくることがあるので、新聞紙などを広げた上で作業することをおすすめします。

裏カバーのM4ネジ4本を外してカバーを少し開きます。
カバーの内側にスピーカーがついているので、上のすきまから手を入れて、つながっている線のコネクターを外します。

カバーが外れたら、内部のゴミ、汚れの状態を見ます。

8ミリ映写機はほとんどの機種でベルトが使われていて、一見ベルトが見当たらなくても
実は劣化して完全にバラバラになってケース内部に落ちていることがあるので、それらしいゴミの有無にも注意します。バラバラになったベルトは粘っこい状態で、床に落ちたりすると真っ黒い汚れが落ちなくなりますから気を付けてください。

SC-18はモーターに直接かかるベルト、巻取りリールの駆動用ベルト、供給リール側アームの内部にベルトがあります。

ベルトは極端にゆるくなっていたり硬くなっていたりすると機能を果たさないので触って状態を確認します。

巻取りリールのベルトはアクセスしやすい位置にあるので簡単にチェックできます。

メインのベルトは陰になっているので、まずフライホイールを外します。


フライホイールはピンを抜けば簡単に外れます。部品がついていた順序を覚えておいて、失くさないようにします。

黒いのがモーターの回転を伝えるメインのベルト ↑

アーム内部のベルトは、リールを取り付ける軸を時計回りに手で回そうとしたとき強い手ごたえがあって回らない状態ならOKです。

基板と部品、配線の状態を目で見て確認します。

部品がふくらんでいる、あるいは破裂している、配線が切れている、基板が熱で変色している等の問題が無ければ次に進みます。

5. 操作部カバーを開ける

表面左のカバーを開けます。

カバーを開けると見える右下のM3ねじをゆるめて、金具を少し回します。

この状態でカバーを左にずらすと完全に外すことができます。

操作ノブと、フレームツマミを引き抜きます。

黒い配線カバーの黒いM3丸皿ねじ2つを外します。

黒い配線カバーが取れます。

グレーのカバーをとめているM3ねじ、長いもの1本と短いもの2本を外します。

グレーのカバーを外すときは、カバーの右側の出っ張りが配線の下に挟まっているので、配線にダメージを与えないように気を付けてください。

スイッチ部分が見えるので、配線やスイッチに異常がないか、レバーの操作に応じてスイッチがちゃんとON/OFFしているか目視でチェックします。

スイッチの間に挟まっている茶色いシートがベタベタに劣化して、何か粘っこい物がにじみ出ているようです。
そのせいで押されたスイッチが戻らなくなり動作がおかしくなっているようでした。

どうやら原因らしきものを見つけることができました。
はたして部品交換で直るでしょうか?

つづく

 

その2 スイッチ交換編へ

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