劣化症状のある8ミリフィルム
ー デジタルライトは劣化した8mmフィルムも変換可能です ー
お持ちの8ミリフィルムからすっぱい匂いがしていませんか?そのまま放置しておりますと 最悪の場合映写出来ない状態にまで劣化してしまいますので、お早目のDVDやデータへの変換をお勧めします。
劣化8ミリ対応価格
(税込) 1本あたりの金額です。
フィルムのサイズ | 費用 |
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5分[7.5cm] | ¥5,500 |
10分[10cm] | ¥8,250 |
20分[12.5cm] | ¥11,000 |
30分[15cm] | ¥16,500 |
40分[18cm] | ¥22,000 |
なぜ劣化フィルムの変換は難しいのか?
劣化した8mmフィルムは、作業が困難なため以下の理由で断られてしまう事があります
- 換気、空調設備の整っていない作業室の場合に目にしみるような悪臭が立ちこめる為、長時間の作業が困難になる。
- 表面が湾曲している場合に再生時のピント合わせが困難になる。また、プレッシャープレートを歪ませたり破損する恐れもある。ピント合わせも困難になる。
- パーフォレーション部の形状の歪みから変換機材のクロー(送り爪)のフィルム送りがうまく噛み合ずにフィルムの裂傷の可能性がある。
- 湾曲のカールが強く残り、しなりがなくなっているフィルムの場合にはピンチローラーで詰まり、巻き取りがされなくなる。
- フィルム接合部分がある場合に、接着面が乾燥しバラバラに外れてしまうため、事前に補修作業が必要になる。
劣化した8mmフィルムも変換可能
劣化した8mmフィルムを変換するには特別な技術が必要になります。
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ダビングが困難なフィルムの状態
長期間、放置されてた8mmフィルムの缶は酸化して歪んで開ける事も困難な状態になっています。 工具などを使用し缶を開けると、一見フィルムは錆びついたリールに元のように巻かれていますが、表面はよれて湾曲していて、鼻を刺すような臭いを放っています。 左の画像のフィルムは変形しているだけでなく、フィルムとフィルムがくっついているため剥がす際に、フィルムがかけたりとても変換が難しい状態です。
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上にある画像の8mmフィルムをデジタルライトで変換した動画
動画は実際にデジタルライトで変換することができたフィルムです。 上の写真のような状態の悪いフィルムでも情報は残っていることがほとんどです。 劣化の進行がかなり進んでいるため、傷だけでなくフィルムが大きく欠けゴミなどが付着しています。しかしどんな内容のフィルムかが確認でき他にどこにもない貴重な映像のデジタル化に成功しました。
劣化フィルムの症状
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お持ちの8ミリフィルムからすっぱい匂いがしていませんか?
その症状は「ビネガーシンドローム(加水分解現象)」と言い、フィルムが劣化して化学変化を起こしその様な匂いがする症状です。 主に国産の白黒フィルムのTACベース(トリアセテート)に多く見られる現象で、表面にべとつき(糊稠)やカビの様な結晶、収縮や最終的には画像の剥離などを起こし丸まってしまう症状を指します。一旦発症してしまったら現状では基本的に進行を止めることはできません。そのまま放置しておりますと 最悪の場合映写出来ない状態にまで劣化してしまいますので、お早目のDVDやデータへの変換をお勧めします。
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劣化した8mmフィルムもDVDへ変換
デジタルライトでは劣化した8mmフィルムやVHS等のテープの修復、DVDへの変換も行っております。フィルムが劣化して映写機ではよく見えない部分もDVDに変換すれば鮮明に見ることができます。
8mmフィルムの詳細はこちら
ビネガーシンドロームの発生メカニズムとその症状
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空気中の水分によりフィルムが加水分解して酢酸(すっぱい匂い)を発生させる。
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酢酸が触媒となってフィルムの分解が加速する。
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フィルム中の可塑剤が析出してカビの様な白い粉が発生する。
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可塑剤がなくなりフィルムの柔らかさが失われる。
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フィルムがカーリング(丸まり)を起こす。
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長期に渡って放置すると4.が進行し、触っただけでポロポロと折れてしまう。
「密閉保管」をするとかえって劣化を加速する事になってしまいます。
早期に対応しましょう!
ビネガーシンドロームを起こしても早期に対応すれば変換できます!
- 写真の様に極端に湾曲しているフィルムでも、少し引っ張ってみて簡単に切れてしまわない。
- フィルムが全体的に赤く変色していない。
- 完全にストロー状に丸まっていない。
上記の様な症状はご本人でも簡単に判断できる目安になり、デジタル化できる可能性がございます。
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ビデオテープの修繕
ほとんどの場合、修繕してダビングすることが可能です。まずはご相談ください。
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