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光ディスクの保存方法

はじめに

パソコンの普及とテレビの地デジ化以降、家庭にも光ディスク(CD,DVD,Blu-rayの総称)が浸透していきました。取り扱いのしやすさ、安価であることから手軽な記録手段として選択される光ディスクですが、一方で不良を起こしてしまうと、記録が出来なくなってしまったり、記録した情報を読み出す事が出来なくなる恐れがあります。アナログの時代では、テープやレコードは、多少ノイズや傷があっても情報を全く読みだせなくなるということはありませんでしたが、光ディスクではそうはいきません。
個人で撮影された映像は市販のDVDと違い購入し直すことが出来ませんので、保管方法に十分な注意が必要です。

光ディスクは永久保存ではない?!

光ディスクの保存は半永久的だと思われがちで「デジタルデータ記録媒体であるCDやDVDにも寿命が有る、短いと数年で保存記録がダメになる」と言うと驚かれることは珍しくありません。

-メーカー寿命で7年~10年

CD-R, DVD-R, BD-R は、製品の仕様の検査で理論的寿命は約10年は持つということですが、メーカーがその期間に他のディスクに移し複数のディスクに保存してほしいと推奨することから、その半分程度になると予測されています。更に購入する際には、製造国や品質保証が明示されている大手メーカーの製品を選ぶと良いとされています。格安のメディアでは品質が劣り2,3年でデータが消えてしまったという事例も見られます。

今後、いくら品質の高い光ディスクが開発されたとしても、その管理方法によっては寿命が半分以下になってしまいます。そのため、日頃の取り扱い方、保管場所等も重要な要素になります。

日頃のディスクの保管方法

-必ずディスクケースに入れて保管

直射日光の当たるところ、高温多湿の場所に置かないで下さい。空調機器の近く等や車中などの温度の変化が絶えず起こり、結露が生じるようなところへは放置をしないこと。また、プラスチックケースなどのケースに入れて、直射日光を避け、ディスクにゴミやホコリが付かないようにご注意して保管してください。
ケースは紫外線対策の為、透明のものより色が濃いものが好ましいでしょう。

-タイトルの記入には

ディスクにはラベルを貼ったり、水、アルコール、シンナー、コーティング剤等の溶剤類を使用しないで下さい。 先端の柔らかいペンとプラスチックに影響しないインクの使用が推奨されます。レーベル面は記録面よりも耐久性がないため柔らかいペンを使用します。 また、金属層の保護のため、汚れやキズがつきにくい「ハードコート」製品を使うのもよいとされています。

ディスクを取り扱うとき

ディスクを持つときは、信号面を触らないように両側を挟むように持つか中央の穴と端を挟んで圧力をかけずに持つようにしてください。ディスクを取り扱うとき、記録・再生面に指紋や汚れが付かないようにし、指紋がついてしまった場合にはすぐに拭き取りをします。

汚れが付いた場合のお手入れ方法

光ディスクは内周から外周へ渦巻状にデータが記録されています。円周方向に連続したキズや汚れは、データ読み取りエラーの原因となりますので、拭き取りを行う場合はディスクの内周から外周に向けて放射状に拭き取るようにしてください。(右図参照) 決して円盤状に拭かないでください。

-読み取り装置(プレーヤー)のレンズのお手入れ

再生するドライブは毎分1万回転以上で回転し、レーザー光線を出力するドライブ本体にも寿命があります。データを書き込む際や読み取る際にエラーが多くなってきたら、ドライブのレンズが汚れている場合が多い為、レンズクリーナーを使用してください。

起きやすい事故

データが焼き込んである面のキズや、データ面の部分的な剥離が最も多い事例です。CDやDVD等の光ディスクは寿命が非常に長い記録媒体ではありますが、反面、ちょっとしたキズや汚れなどにより正常に認識できない場合や、ファイルは見えているが開けないなどの症状となってしまいます。 また、軽く薄いので持ち運びに非常に便利なのですが、やはりディスク面にキズが付いてしまったりすると読めなくなったり認識できなくなったりと異常がでます。

ディスクの研磨

研磨はディスクの読み取りが出来ずにいよいよ廃棄するかという前に行う最終的な試みです。 再生面にキズが多い物は研磨するとキズが消えることでデータが読みだせる場合もありますが、状態によっては、研磨しすぎてしまうと逆にデータが完全に消えてしまう場合もありますので、リスクリターンな作業です。キズの程度や具合によって、研磨を行う深さ、研ぐ時間を調整できるようになるためには充分な経験が必要になります。

正しくディスクが再生の出来なかった時の症状の例

ディスクの記録・再生面に傷や汚れ、ほこり、指紋が付いていると、正常に記録・再生ができず以下のような不具合が発生することがあります。
・画面に「データがありません」「ディスクを確認してください」等のメッセージが表示される。
・映像、音声にノイズが走る。
・映像が途切れたり一瞬停止する。

記録したデータ消去とディスクの廃棄方法

ライトワンスであるCD-R/DVD-Rは消去不可で、メディアがある限りデータは残ってしまいます。 その為、記録されたディスクを廃棄する場合には物理的方法で行います。

1.ディスクシュレッダーを使用して切断する
2.レーベル面をカッター等刃物で剥がす
3.記録面を荒めのサンドペーパーで擦って白く曇らせる

※ディスクは直接手で割ったりすると、小さな破片が飛び散るため大変危険です。カッターの取扱いなどにも充分注意して下さい。

-燃えるゴミ?燃えないゴミ?

ディスクの廃棄は、家庭用ゴミで出す事が出来ますが、自治体によりプラスチック製品を燃えるゴミで処理する所、燃えないゴミで処理するところ、資源ゴミとして回収する所等対応が異なりますので、分類方法が不明な場合には廃棄する各自治体にお問い合わせ下さい。

最良の保存方法として

-保存環境

温度%〜30度、湿度15〜80%、塵埃の少なく、外光を受けない。結露しない所に保管しておく。つまり、空調のある室内で直射日光の当たらないケースに収め、室温内で保管しておく事で充分といえます。

-新しいメディアへのコピー

特に大切であるDVDについては保管方法に加え、複数枚コピーを用意し、保険を作っておいたり、数年ごとに定期的に新しいメディアへデジタルコピーを繰り返すなど、積極的に対策して行く必要があります。

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