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DVDの豆知識

読み取りには、650nmの赤色レーザーを使用し、DVD-Video だけでなくコンピュータ用のデータ・ストレージ(保存媒体)としても使用されています。 第二世代の光ディスクです。(CD-Rが第一世代、後のブルーレイディスクが第三世代です)

メリット

1.VHSソフトに比べて流通コストが安い
2.メディア製造コストが格段に安い、VHSの1つあたり120円程度に対し、DVDは1枚当たり20円程度
3.パッケージを小型軽量に抑えられ輸送コストや陳列在庫スペースを節減できる
4.外国映画の字幕版と吹き替え版を同じパッケージで兼用できる
5.1996年に発売されたごく初期のDVDプレーヤーでも再生できる

これまで考えられなかったこと

製造のコストが下がった事により雑誌などの書籍にDVD-Videoが付属することが可能になりました。 またオンラインDVDレンタルという新たなビジネスモデルも登場しました。

映画流通

映画の公開から数ヶ月後にはDVDが発売・レンタル開始されるため劇場に足を運ばない人が多くなり、映画興行収入が低下した要因のひとつになったと言われています。 2000年代後半になってネット配信や次世代DVDと呼ばれるBlu-ray Disc・HD DVDが登場し徐々にDVDに置き換わるのではないかと言われており、2012年現在ブルーレイの普及率がDVDを超え、55.9%と過半数を上回るという調査結果もでています。

家庭用Blu-ray視聴環境の普及が進んだのに対して、カーナビゲーションなどの車載型プレイヤーは依然DVDが主流である事から、Blu-rayパッケージに同内容のDVDディスクを抱き合わせる販売形式をとっているのものもあります。

※初期のDVDプレーヤーでは正しくTOC(目次)を読み込めないことがあり「再生できない問題」がおこることがあります。 その為、作成したDVDにはファイナライズという処理を行います。ファイナライズ処理をすることで、プレーヤーとの互換性が向上します。 ファイナライズではデータを一度に書き込み、自動的にディスクを閉じる処理です。 後から追加での書き込みを行ったりできなくすることにより、読み取り専用のディスクに近づけ互換性を向上させます。 ファイナライズにはデータの範囲や記録状態に関する情報を付与させるだけではなく、何らかの情報(ダミーデータであっても良い)を記録することで未記録領域をなくしてしまう方法もあります。

規格について

DVD-Video

VD-VF(DVDビデオフォーマット) 1996年に製品の発売が始まり、以後世界的に幅広く普及しています。それまで映像パッケージソフトの主流だったVHSに比べて、高画質でCDとおなじ12cmディスクの使い回し、保管のしやすさで、特に2000年代に入ってからVHSを置き換えて主流になりました。DVD-Videoは一般的にはDVD-Videoフォーマット規格で映像データが記録されたディスクを指すものとされています。

DVDの映像は、MPEG-2 で、映像ストリームの上限は10.08Mbpsまでになります。 マルチアングル使用時は映像ストリームの上限は8Mbpsです。 NTSCにおいて解像度は横720×縦480ピクセル・インターレース(480i)(D1と呼ばれています)が標準でありVHS・ S-VHSやレーザーディスクに比べても解像度 は精細であるとされていますが、実際にはブロックノイズやモスキートノイズなどとの兼ね合いもあり、視聴上 はS-VHSやレーザーディスクなどとあまり変わら ない画質ではないかといった意見もあります。 なお欧州で使われるPAL規格のDVD- Videoは576iとなっています。 解像度は同じ720×480であっても、縦横比は4:3か16:9にソフト側で固定されています。 ただしシネマスコープなど16:9よりも横長な映像は黒みの帯が入ることで解像度の一部しか利用できません。

音声

標準でPCM、ドルビーデジタル(AC-3)、オプションでDTSやMPEG Audio Layer-2(MP2)なども利用可能です。 その他の音声フォーマットにも対応している場合もあります。

PCMの量子化ビット数は16bit/24bit、サンプリング周波数は48kHz/96kHzが利用可能であるためCD(16bit・ 44.1kHz)より高音質となります。MPEG-1 Audio Layer-IIなどの音声は日本製のプレイヤーやソフトでは音声が出ない場合があります。 また、複数の音声を同時に収録することができるマルチ音声収録が可能ですが、非圧縮PCM音声でステレオを超えるマルチチャンネルを収録することはできません。

例えば2チャンネルステレオを PCM、5.1チャンネルのサラウンド音声を ドルビーデジタルという風な割り当てができます。 格上は8ストリームまで利用可能でそれぞれのストリームに1ch、2ch、5.1chなどの音声を割り当てられます。 映画の英語、日本語、コメンタリ-等がこれにあたります。これによりVHSだと海外の映画作品が字幕と吹替にわかれていたのが、一本で済むようになりました。 DVDには字幕、マルチアングル、チャプター、メニューがつけられます。またほとんどの市販タイトルにはCSS(アクセス制御)がかかっています。 松下などが開発したDVD-Videoのアクセスコントロール技術である。40ビットの暗号キーにより暗号化されています。

DVDレコーダーにおけるDVD-Videoモード

DVDレコーダーでの記録型DVDへの記録形式には主に「ビデオモード」(DVD-Videoフォーマット準拠)と「VRモード」(DVD-VR フォーマット)があり、前者はDVD-Videoにほぼ準拠しています。 DVD-RやDVD-RWがまだ開発されていなかった時代に発売された初期 のDVDプレーヤーでは再生できなかったり、また地上デジタルテレビジョン放送などが受信、録画可能な最新機種であっても記録状態や機器とメディア の相性によっては再生できない場合もありメーカー各社では完全な互換性を保証していません。

DVD-Videoモードはオーサリング後のカット編集ができない(オーサリングのやり直しという作業をふめば可能)など自由度が低いですが、VR モード非対応のDVD-Videoプレーヤーで再生できる互換性の高さが特長です。 コピーガードのかかったデジタル放送はDVD-Video モードでは記録できません(記録する際にコピーガードの解除を伴うので、日本では著作権法第30条の2に抵触する)。 DVD-Videoモードでは、市販の各種記録型DVD(DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+R、DVD+R DL、DVD+RW)に機器が対応している場合に録画可能です。 なおDVD-RAMにも規格上は録画可能となっていますが、現在記録・再生に対応した専用アプリは市場にはありません。 一般的なDVDプレーヤーやDVDレコーダーでは、たとえDVD-RAM対応機であっても規格外のディスクとして機械が再生を拒みます。 アスペクト比16:9の映像を記録・再生(スクィーズ記録)できるのはDVD-VRモードでは各解像度で可能ですが、DVD-Videoモー ドでは720×480のみです。

リージョンコード(地域コード)

リージョンコードは、世界を6つの地域に分け、再生可能な地域を限定するために導入されています。 *ほとんどの機種では変更できる回数に上限(多くは5回)が設けられていて互いの識別コードが一致した時のみ再生する仕組みとなっています。 主にゲーム系でテレビ方式によって再生を制限して一部地域の先行発売などをおこなっていて同一地域内で販売されたソフトのみ再生できるように制限を設け、他の地域より 不正に持ち込まれたDVDを観賞できないようになっております。 デジタルライトではリージョン0=制限なしになっています。 なお特殊な例として香港とマカオおよび台湾(NTSC方式)のDVDはリージョンコードが中国とは違うため再生できません。 リージョンは8まであり、中には航空機内のみというの地域以外の区分のものもあります。

リージョン コード 地域
ALL(0) どのリージョンにおいても利用可能で、実際には下記の1~8すべてが許可された設定を指す。 リージョンを表す正規のロゴは「ALL」で、「0」はDVD規格上のものではなく便宜上一般的に呼ばれているものである
1 バミューダ諸島、カナダ、アメリカ合衆国 およびその保護下にある地域
2 中東諸国、西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、エジプト、フランス保護領、グリーンランド、日本、レソト、南アフリカ および スワジランド
3 東南アジア、香港、マカオ、韓国 および 台湾
4 中央アメリカ、カリブ海諸国、メキシコ、オセアニア、南アメリカ
5 アフリカ、旧ソビエト連邦諸国、インド亜大陸、アフガニスタン、モンゴル、北朝鮮
6 中国本土
7 予備
8 航空機および旅客船などの国際領域での利用など
片面/両面、1層/2層

実はDVDの規格では片面記録のものが標準とされておりますが、中には両面記録のDVDもありました。 両面2層で最大17GBまでが記録可能ですが、内容は8.5GBx8.5GBとなります。 しかし生産性に見合わないのと、パッケージする際の見栄えとして裏面はレーベルのみとなり片面が主流になりました。 また、両面対応でひっくり返して自動再生するプレーヤーが存在しないためとも 言われています。 記録面が汚れたり傷ついたりする可能性があることを考えると、利用する側からすると片面の方が扱い易く、またレーベル印刷により見栄えもキレイに装丁出来ることから、現在では片面のパッケージが主流となり、現在のブルーレイにまで引き継がれています。

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