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Blu-ray(ブルーレイ)の豆知識

名称由来

青紫色半導体レーザーを使用しているため、ブルーレイ、第三世代の光ディスクです。 *「Blue-ray」ではなく「Blu-ray」”e”抜きの名称になります。 「Blu-ray」になっているのは、「Blue-ray Disc」とすると英語圏の国々では「青色光(で読み取る)ディスク」を意味する一般名詞との解釈で商標登録が認められない可能性があるからです。 かつて、DVDの次世代光ディスクとして、*HD-DVD(東芝)とBlu-ray(ソニー、松下電器産業、シャープ、日立)のメディアの主流を 狙った競争がありましたが、残った方はBlu-ray(ブルーレイ)でした。 *HD-DVDは片面20GB、2層で40GB。特徴は現在のDVDとの互換性の高さが「うり」でしたが、Blu-rayの方が25GBと容量があり、互換性をほぼ持たない全く別の規格として見ても容量の差が軍配を分けました。

メディアの種類

■再生専用型(BD-ROM)(ROM: Read-Only-Memory)
市販の映画ソフトやゲームソフトなど、あらかじめ記録されているものです。

■追記型(BD-R)(R: Recordable)
一度だけ記録が可能なディスクです。改ざんされたくないデータを記録するのや手軽にデータを配布したい時に適しています。

■書換え型(BD-RE)(RE: Rewritable)
ディスクの内容を繰り返し書き換えることができます。書き換え可能回数はDVD-RWと同等で約1,000回です。

それぞれのディスクの容量は、「片面1層」で25GB(ギガバイト)、「片面2層」で50GBとなります。 なんとDVDの5倍以上の記録容量になります! 記録、読み出しはDVD(1350kb/秒)の3倍、(4.5mb/秒) ※現在は新メディアのBDXLは記録層が3層/4層になり、100GB/128GBのディスクが規格化されています。

BD-Rには無機色素を使ったもの(Ver.1.1)と有機色素を使ったもの(Ver.1.2、LTH TYPE)があります。 2008年2月に発売が始まったLTH TYPEは無機色素を使ったものに比べメディア製造コストを安価に抑えられるとされています。

規格について

録画用

編集に適したBD-REの本来の規格は「BDAV」と呼ばれます。


市販製品、BD-ROMの規格

BD-Videoという名前は俗称「BDMV」です。概要としてはDVD-VideoのBD版といえます。(通称BD-Videoと呼ばれるものです。)


BDMV(メニュー付き BD)

メニュー画面付きのブルーレイディスク(BDMV)を作成します。 再生するとメニュー画面が表示され、見たい映像や写真を選択することができ、スライドショー再生もできます。


BDAV(メニューなし BD)

BDAV 形式のブルーレイは再生すると本編が始まります。 メニュー画面付きのブルーレイディスクに比べ、短時間でディスクを作成することができます。 ブルーレイディスクに対応したドライブを搭載している VAIO や一般的なブルーレイディスクプレイヤーで再生できます。

*ソニーのソフトに関しては BDMVが「再生できる機器」が限定されるのに対して,BDAVは「一般的なプレーヤーで再生できます」とあります。「メニュー無しのBDは売り物にならないのでは?」 という事は別にして他のソフトでも「AV」より「MV」に記録したほうが互換性が高い場合が多いと言えます。※ソフトによっては逆の場合もあります。

昔はBDAVの規格上、BD-R/BD-REはBDAVのみ対応となっていました。 その後に出た規格 BD-R Ver2.0、BD-RE ver 3.0 で BDMV にも対応しました。

初期の2003~04年に発売されたBDレコーダーはBD-RE Ver.1.0片面1層23GB、カートリッジ付きのものに対応しておりました。 2006年以降発売のBDレコーダーは一部再生のみ可能な機種を除き基本的にはカートリッジ付きのものに対応していません。2008年以降に発売された機種では対応モデルは存在しません。

プレイヤーなどでBD-R Ver 1.0、BD-RE Ver 2.0にしか対応していない機器では、BD-RやBD-RE にBDMVで記録したものは再生ができません。 ファームウェア(ハードとソフトを繋ぐところ)のアップデートで対応可能になったものが多いですが、ソニーの2006年発売のレコーダーは対応予 定がなく記録・再生ができません。

※ブルーレイには、ファイナライズの概念がなく、プレイステーション3など再生専用機器でも未使用領域があるメディアを再生することが可能です。

なぜ「片面2層」?

記録面上には、厚さ0.1mmの「カバー層」があります。 Blu-ray Disc規格では、波長の短い青色レーザーと開口数(NA)の大きな対物レンズとの組み合わせで、ディスク上のスポットを小さくしています。 ところが、スポットを小さくするとディスクの反りに対してスポットが歪みやすくなるという現象が現れます。 これを防ぐためにはカバー層の厚さをより薄くすることが有効であることが光学計算からも分かっており、高い信頼性を確保するという点から詳細な検討を加え、カバー層の厚さは0.1mmに決めました。

カバー層のわずか0.1mmの中には、情報を記録する膜(記録膜)があり、その膜の数でディスクの容量が決まります。「片面2層・50GB」と は、「0.1mmカバー層の中に、25GBの記録膜が2層存在する」ということ。ミクロな世界に、想像しにくいほど大容量の記録スペースが存在しているのです。 なおBlu-ray Discの記録面は、片面のみと決まっています。 DVD規格においては、記録面が両面にあるディスクも作られましたが両面ディスクの場合、ディスクをひっくり返さねばならないという手間が生じます。 また、Blu-ray Disc規格の0.1mmという極薄のカバー層をディスク両面に製造することは、コスト的にも非現実的です。 よって、Blu-ray Discの容量アップを実現する方法としては、「片面0.1mmカバー層の中に、いかに記録膜を積層していくか」という方向性に絞られ、膜の積層を実現す るための技術開発が必要不可欠となったのです。

映像データの記録フォーマット

1920x1080/60i (60Hzフィールド走査。フレーム換算30fps、1フレーム=2フィールドインタレース)
1920x1080/24P (24フレーム/秒、1フレーム=1プログレッシブ。再生側にて48fps化される。)
1440x1080/60i (60Hzフィールド走査。フレーム換算30fps、1フレーム=2フィールドインタレース)

また、映像・音声データを格納する「コンテナ」にもいくつか種類があります。
mts,mov,m2ts,

・MPEG-4 AVC録画に対応している機器同士であっても、再生できない場合があります。 *MPEG2で圧縮して BDAV で BD-R、BD-REに焼いたものは、基本的には対応しているどのBD再生機器でも再生できます(※故障の場合以外)。 DVD程にはメディアの種類、記録方式が乱立してはいないが、それぞれ、細かい規格バージョンの差異があり、古い機器で新バージョンのメディアを 使う場合は対応の有無に注意が必要です。 LTH TYPEは特に互換性に関しては注意が必要です。

著作権保護技術

パソコンでBD-Video再生を可能にするためには、AACS, COPP, HDCPに対応している必要があります。

[AACS]

アナログ機器での再生を行う場合に、意図的に画質を下げる機能。 BDドライブから動画再生ソフトまでをマザーボードのケーブルを流れていきます。 アナログのケーブルを通してブルーレイを再生する際、キャプチャソフトでコピーが容易に出来てしまうのを防ぐ機能です。 「デジタルコピーが出来ない場合にアナログでコピーをしてやろう」と云う考えを防止するために、アナログで再生する場合は強制的に画質を1/4以下に下げます。 PCで地デジを見るためにはチューナー、グラフィックボード、モニタ、全部をHDCP対応のものに買い替えないと全く見られないか、低画質にしてしまうといった規格です。

[COPP]

マイクロソフトが作ったコンテンツ保護の制御を行うアプリとGPUの間で著作権保護の仕組みをコントロールするための規格。 最新ド ライバはCOPPに対応している替わりに、HD画質の動画を全画面での表示が出来なくなります。 そのため高画質での画面キャプチャコピーを防ぐ機能、つまり高画質での全画面再生が出来なくなる事となります。

[HDCP]

著作権を持つ業者が記録時に暗号化キーを設定して、暗号化に対応した機器でしか表示できないようにする技術です。 グラフィック(GPU)→モニタ間は、HDCPにより保護されています。HDCP対応のDVI-D接続(デジタル接続)あるいはHDMI端子を用いて再生を許可されます。 そのためHDCP非対応のモニタでは映らず、アナログ接続(DSub-15ピン等)のモニタはSDビデオ程度の解像度でしか再生できなくなります。ディスプレイケーブルの先端に録画機器を付けてダビングを行なって劣化しないデジタル映像が延々とコピーされてしまうのを防ぐ機能となります。

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