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8ミリ(8mm)フィルムの豆知識

8ミリフィルムの規格

8ミリフィルムには、主にレギュラー(ダブル)8,スーパー8,シングル8の3つの規格があります。 大別して白黒とカラーに分かれ、そのほとんどがリバーサルフィルムになります。

カラーフィルムには自然光での撮影に適したデイライト型、白熱灯などの人工光での撮影に適したタングステン型があります。 よって、撮影時の光源によってフィルムを選択する必要があります。 ただし、スーパー8は基本的にタングステン型しかないので、 カメラに内蔵されたフィルターを使い、太陽光下での撮影を行います。 撮影機に装てんするフィルム1本の長さは50フィート(約15m),映写時間は約3分。 8ミリフィルムはタイプやブランドに関係なく、 全てのフィルムが劣化する傾向にありますが、正しい保管することで長期保存することができるということです。


8ミリフィルムの保存方法

レギュラー(ダブル)8

1932年にコダック社が発表した規格で、もともと16ミリ幅のフィルムです。 スプール(巻芯)に巻かれているフィルムをカメラに装てんし、 まず幅の半分を撮影した後、ひっくり返して、もう半分を撮影します。 その後、現像段階で真ん中から半裁し、前後がつながれて戻ってきます。 標準撮影コマ数は16コマ/秒で、撮影時間は各面約2分で合計約4分。 アメリカではRegular-8(レギュラーエイト)、イギリスではStandard-8(スタ ンダードエイト)その他のヨーロッパの国々ではNormal-8(ノーマルエイト)と呼ばれています。 1960年代頃までの8ミリはこの規格が多いです。

スーパー8

コダック社が開発し、1965年に発表した規格。 元から8ミリ幅のフィルムで、レギュラー(ダブル)8よりもパーフォレーションが 小さくなり、画像面積を約1.5倍に拡大、また16コマ/毎秒が標準であったフィルム走行速度を18コマ/毎秒と早めました。 高級機種においては24コマ/毎秒という商業映画と同じ滑らかな動きの撮影・映写を可能。 音声を記録するための磁気ストライプの位置を送り穴の反対側に規定し、1970年代中頃から音声も記録できる「サウンドカメラ」が市場に登場しました。 コダック、サクラ(小西六)、アグファなどから発売され、世界的に普及しています。 撮影時にはフィルムが入っている四角いカートリッジをカメラに入れるだけで済みます。

シングル8

シングル8は富士フィルムが開発し、1965年に発表した規格。 シングル8とスーパー8は、規格は全く同じですが、フィルムベースの素材が違います。 アセテートよりも薄いエスターベースを採用しているシングル8は、同じ撮影・上映時間でも巻が小さくなります。 シングル8とスーパー8はフィルムの厚みが違うため、つなぐと映写時にピントがずれてしまいます。 また、撮影時はカートリッジの形が違うためカメラは共有できません。 富士フイルムから発売されているため、国内では広く普及しました。

フィルムの構造

フィルムはエマルジョン(乳剤面)とベース(支持体)で構成されています。 エマルジョンはゼラチンの中にハロゲン化銀や色素が分散した薄い層で、画像はこの中で作られます。 ベースは感光乳剤を支える透明な層です。 時代やフィルムの規格により、使われている素材が違います。 8ミリフィルムに使われている素材は主にこの2つです。


  • ・アセテート(ダイアセテート、トリアセテート):レギュラー(ダブル8)、スー パー8
  • ・ポリエチレンテレフタレート(PET、エスター):シングル8
サウンド

8ミリでは磁気録音、または光学録音によるサウンド(トーキー)が使われている場合があります。 光学・磁気ともに対応した映写機でないと、音声が再生できません。 レギュラー8の専用機やレギュラー8・シングル8/スーパー8の兼用機では、サウンドを再生できないサイレントの映写機がほとんどです。 シングル8/スーパー8では磁気・光学の両方に対応している映写機が多く見られます。

光学録音

音声を光学的に再生する方式で、映画ソフト(プリント物)に光学録音のものがあります。 フィルムの画像部分の横に画像と同様の目視が可能な信号として焼き付けられます。 さらに面積式・濃淡式の2つの様式があり、両様式を通じて[モノラル・ステレオ]の種別があります。 濃淡式は古い方法で、トラック幅を横断して濃い部分と薄い部分とが存在し、そ の濃さが信号となり、面積式は新しい方法で、トラック幅を分割して真っ黒な部分と真っ白な部分が存在し、その面積比が信号となります。

磁気録音

カセットテープをはじめとした磁気テープと同じように、 磁性体を貼付・塗布してあるサウンドフィルムを使って音声を録音・再生する方式です。 ホームムービーでは磁気録音(マグネコーティング)が一般的です。 また、磁気録音ではフィルム上にメイントラックとサブトラックという2つのサウンドトラックがあり、 2つの音声を記録できます。 メイントラックの方が幅が広いため主要な音に使われます。 サブは元々フィルムが磁性体の厚みで傾き、ピントのずれるのを防ぐ為に塗ったもので、 これらはトラックあるいはチャンネル(Ch)などと呼ばれますが、 これらをどう使っているかによって再生の仕方が異なります。 映写機によっては、それぞれに対応できるもの、できないものがあるため、上映前に確認して対応した映写機を使います。

デジタルライトではフィルム修復(8ミリフィルム、16ミリフィルム)にも取り組んでいます

フィルムの修繕について

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